株式会社ユニットベースにジョインしました ~フリーランス終了のお知らせ ~

こんにちは、武井です。
この度、株式会社ユニットベースにジョインいたしました。
2015年3月より続けてきましたフリーランスとしての活動を、2020年3月末を持って終了とさせていただきます。
日頃お世話になっております皆様には心より感謝申し上げますと共に、引き続きWeb業界の一員として邁進してまいりますので、今後とも何卒お付き合いお願いいたします。

なお、副業可能なため、これまで担当した案件の更新等はお気軽にご相談くださいませ。
その他、小規模な案件でしたら、お引き受けできるかもしれません。

就職に至るまでの経緯

フリーランスで出産・育児は本当に厳しい

これまでありがたいことにフリーランスとしての仕事が無い!ということはなく、継続的に目標売上を達成してきました。
しかし、2018年2月に出産という転機を迎えてから、仕事と家庭(育児)の両立を考えた時に、フリーランスという立場の厳しさを実感しました。

まず産前産後に関するお金周りの事情について。
フリーランスではもらえるお金が圧倒的に少なく、さらに休業中はどこからも休業手当をもらえるわけでもないため、産前産後含めて収入がしばらく途絶えます。

そのため、産後なるべく早く復帰する必要があり、私の場合は産後4ヶ月から業務を再開しました(産後2週間で復帰する方もいるそうですので遅いくらいですね。。。)

在宅育児しながら仕事したいと常々考えていた私ですが、すぐに打ちのめされました。
家事・お世話でやることが3倍くらいになるのに対し、何をするにも泣いて暴れる娘を相手に効率は3分の1くらいになります。実質9倍の負担。
ベビーシッターを雇いつつ、睡眠時間を削りつつ、なんとか仕事をして、ついに体調を崩しました。

そして保活を始め、1歳の春に無事に保育園に入園しました。
それでも産前よりは働ける時間が短く、どうしても以前までの規模の仕事量を受けづらくなりました。
急なスケジュールの変更や、娘が保育園を休むなど、フリーランスとして一人で業務をこなしていると、全ての負担がのしかかってきます。
とにかく仕事量を減らすしかありませんでした。
しかし、当然収入も減ってしまいますし、無駄な空き時間ができたり、忙しい時期が集中してしまったり、となかなかバランスが取りづらく悩みました。

収入が多いときには気にしていなかった、各種保険料等を個人で払う負担が重くのしかかります。
貯蓄が全く増えず、次に妊娠したとしても産前産後休業を取る余裕がない。

そして思いました。
「福利厚生が欲しい」「育休手当欲しい」「困った時に助けてくれる仲間欲しい」

就職・・・したい。

ユニットベースからのオファー

就職する場合の条件を考えた時に、

  • フルリモートで業務にあたれること
  • 基本的な福利厚生があり、フリーランス時の収入と比較してメリットがあること
  • 急な子供の体調不良などの際に、時間に融通がきくこと
  • 就職するからには経済的メリットだけではなく、会社の理念に共感でき、一緒に仕事したいと思える人がいること

を考えました。

「こんな条件を受け入れてくれる会社はないのでは???」

そこで、前職の先輩でもあり、以前からお世話になっていたユニットベースの社員さんにアドバイスでも頂こうと相談してみたところ、「うちに入ってもらうの全然あり!」と意外なオファーをいただいたのでした。

ユニットベースとの関係

ユニットベースを創業した代表と、役員のお二人は、前職で共に仕事をしていた間柄でした。
ユニットベースが創業して間もない頃に、私がフリーランスになり、当初から今に至るまで、いくつもの案件を依頼してもらいました。
そのため、十分に十分すぎるくらいに、仕事しなれていましたし、信頼関係がありました。

そして何より私はユニットベースの案件も、ユニットベースの社員も好きでした。
マーケティングにもクリエイティブにも真摯で「意味のない仕事をしない」という姿勢は、私が仕事をする上で大切にしたいことと共通し、共感できるもので、一緒に仕事をしていると気持ちの良い関係でした。

そんな方々が、フルリモートやその他諸々の条件、勤務時間の配慮など様々良い条件で受け入れてくださり、「必要だ」と言ってくれました。
もはや、断る理由がない、むしろ諸手を挙げてお願いします!という感じで、ジョインすることを決めました。

フリーランスを辞めることへの想い

とはいえ、5年続けてきたフリーランスを辞めることへの迷いは少しありました。
一番心に引っかかっていたのは、他の懇意にお付き合いさせていただいたお客様との関係です。
フリーランスになった理由の一つに「会社組織ではない自分自身の力で、信頼してもらって様々な人と仕事がしたい」という想いがありました。
せっかく信頼を築き上げたお客様と仕事できなくなるのは今でも心残りです。
ただ副業を許可いただけたので、今はなかなか難しいですが、将来的にもっとバリバリ働けるようになったら、個人でもまた色々な仕事ができたらいいなと思っています。
そして、同じWeb業界にいるので、どこかでまたご縁があることを願っています。

これからの働き方、抱負

基本的には在宅で業務に当たり、月1で出社、時々は打ち合わせにも参加するかもしれません。
なんやかんやでリモートワークが急速に広がるご時世ですが、元々リモートでやり取りするのに慣れていたので、全く苦にならず、快適に業務にあたってます。

ただやはり、顔を合わせる機会が少ないため、まだ会社の一員として馴染んだ感触がありません。積極的に会社の事を知って、早く貢献できればと思います。

ユニットベースの社員は肩書きがありません。
それぞれが決まった範囲ではなく、横断的に必要な業務をこなします。
ディレクション、フロントエンド&バックエンドエンジニア、プロマネなど手広くやってきた私は、そういう働き方が好きです。
フリーランスではなかなかディレクション、プロマネスキルを活かせなかった部分もありますが、ユニットベースでは自分の持っているスキルをフルに活用して、柔軟にプロジェクトの隙間を埋められる存在になれればと思っています。

長くなりましたが、
ユニットベースの武井として
今後とも何卒お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

(もっと技術系の記事も更新しなくては、、定期)